ウィッグのズレを防止する方法・固定グッズを紹介します

ウィッグ ピン ウィッグ生活のヒント

ウィッグ(かつら)を「ズレない」ようにすることは、ウィッグを自然に見せる&ウィッグであることがばれないために重要なことです。

自毛がある人なら、髪の毛にピンでとめればかなり固定されるので、ずれる心配はさほどありませんが、私のように自毛がほとんどない or 坊主の場合は、ピンがとめられないのです。

でも大丈夫です! 髪の毛がない人でもズレずに簡単にウィッグを装着する方法があります。私が実際に使っているズレ防止グッズを含め、これまでに試してきたズレない方法をご紹介します。

頭の形や使っているウィッグの種類によって、どれだけ固定されるかは個人差がありますので、あくまでも参考としてください。

ウィッグ内側のアジャスター

最近のウィッグには内側にアジャスターがついているものがほとんどです。

ウィッグ内側の下方にアジャスターがついており、簡単に調節できます。

アジャスターでサイズ調節ができるので、自分の頭に合うように調整すればウィッグが脱げてしまうということは防げます。しかし、ズレ防止の効果としては弱いです。これだけだと後ろにずれるのを防げません。

また、あまりきつく締めすぎるとウィッグが浮いた感じになってしまい不自然になるので注意が必要です。

ズレ防止を強化するためにはこれ以外にも対策をしたほうがよいでしょう。

ウィッグネット・インナーキャップ

ウィッグネットは髪の毛が長い人が髪をまとめるためにかぶるネットです。ネットをかぶることでウィッグがつけやすくなります。ウィッグネットは筒状になっているので、余った部分は頭頂部でまとめてピンで留めるのが一般的です。

私のように髪の毛がない or 坊主頭の場合は、ウィッグネットではなく、インナーキャップを使うのが一般的です。インナーキャップは皮膚を保護したり、汗を吸収したりします。また、ウィッグ専用の強力な両面テープを使う場合にネットに両面テープを貼ってウィッグを固定することもあります。

インナーキャップは様々な素材がありますが、髪の毛がない場合は直接肌に触れるのでコットンがおすすめです。私は肌があまり強くないので、安いものをつけたら、皮膚がかぶれてしまったことがあります。

こちらの医療用インナーキャップは日本製で肌に優しくておすすめです
医療用帽子 ガーゼコットン インナーキャップ

インターキャップだけでズレ防止ができるという話を聞いたこともありますが、私の経験ではズレ防止の効果は感じませんでした。頭の形は人ぞれぞれ異なるので、個人個人の違いは大きいと思います。

ウィッグキャップはいろいろと試しましたが、自分の頭にしっくりくるものがあまりありません。なので、私は夏の汗をかくとき以外はウィッグキャップはあまり使っていません。

インナーキャップは皮膚の保護やウィッグを汗から守るという点では優れていますが、ウィッグのズレ防止としてはそれほど効果はありません。

ウィッググリップ(固定バンド)←私の一押し

長年ウィッグを使ってきましたが、ウィッググリップの存在を知ったのはほんの2~3年前です。Youtubeで外国人が紹介していたのをみて、Amazonで購入してみたら、ウィッグのズレ防止にものすごく効果的でした。これは何故か日本ではほとんど紹介されておらず、ウィッグサロンでも取り扱っていませんが、Amazonで買えます。

これが実物です。

このようにマジックテープで頭に巻き付けるだけです。

私の場合、インナーキャップの上からウィッググリップを巻くこともありますが、最近はインナーキャップはかぶらずに、ウィッググリップだけつけて、ウィッグをかぶります。ウィッググリップは本当にずれないので、安心してウィッグをつけていられます。テープに比べると経済的でものすごく楽なので私はすごく気に入っています。

欠点としては、生地が少し厚いのと、マジックテープ部分がややゴワゴワすることです。私の場合はこの欠点は許容できる範囲ですが、人によっては気になるかもしれません。

私が買ったときはまだAmazonのレビューが1件もありませんでしたが、今は多数あり、とても評判がよいです。簡単な方法でズレ対策を考えている人におススメです。

Amazonで購入できますが、類似品に注意してください。販売元が「Beyond Your Thoughts」の商品を買うようにしてください。それ以外はよく似ている商品でもウィッグの固定効果がない可能性が高いです。

ウィッグ用固定グリップ

ウィッググリップバンドの詳細、類似商品との見分け方は以下の記事で説明していますので、購入前にご確認ください。

ウィッグ用両面テープ(強力です)

ウィッグのズレ防止の対策としては両面テープを利用している人がかなり多いのではないかと思います。私も以前アウトドアをやっていた時期はズレないように両面テープでしっかりと固定していました。テープで固定されるので、運動などをする場合は両面テープが一番安心だと思います。

両面テープはインナーキャップに貼りつけるタイプと地肌に直接貼り付けるタイプがあります。私は地肌に直接貼り付けていました。地肌に直接貼ったほうが確実にずれないと思いますが、自毛が残っている人の場合はテープを貼る部分の自毛を剃る必要があります。

様々な種類の両面テープがありますが、商品によって粘着力が異なります。100均などの安い両面テープを利用したこともありますが、ひっつきが非常に悪くてつけている意味がありませんでした。ウィッグの固定に使う場合は、医療用の両面テープをおすすめします!

私が試した中で、おすすめなのはアデランス社ライツフォル社が販売しているウィッグ専用の両面テープです。いずれもハードタイプで粘着力はかなり強いので、強い風やスポーツでも安心できます。

アデランス ウィッグ専用両面テープAD&F 25枚

ライツフォルのウィッグ用 両面テープ 25枚

私は前方、側面、後頭部にテープを貼っていましたが、汗をたくさんかくと後頭部のテープはとれてしまうことも多かったです。夏場や汗を多くかく体質の人だとテープがとれやすいと思います。

口コミなどでよくても実際に使ってみると思っていたのと違うということもあります。人それぞれウィッグの種類や頭の形が違うので、こればかりは自分で試してよいものを見つけるしかありません。私も試行錯誤でいろいろと試しました。

ウィッグ用のクリップ

ウィッグ用クリップははじめからウィッグについているものとついていないものがあります。ウィッグに縫い付けて自分で取り付けることもできます。ウィッグ用クリップは髪の毛やインナーキャップに『パチン』ととめることでウィッグを固定できるので、ズレ防止には効果的です。私の場合は髪の毛がないので、インナーキャップをくクリップで挟むかたちで使っていました。

現在はウィッググリップ(固定バンド)を使うようになったので使っていませんが、以前使っていたウィッグに最初からついていたので使っていた時期があります。

前髪の内側部分についているクリップ。これをインナーキャップに挟んで固定します。

クリップが皮膚にあたる影響なのか1日ウィッグクリップをつけていると頭が痛くなるため、私は苦手です。クリップの素材によって、皮膚に優しいものもあるようなのでよい素材のものを使えば頭への負担は軽減されるかもしれません。

まとめ

ウィッグのズレ防止対策にはさまざまなものがあり、これらを使うことによりウィッグがズレなくなります。私の場合は、上記で3番目に紹介した「ウィッググリップ(固定バンド)」がとても自分に合っているので、最近はウィッググリップしか使っていません。ちょっとやそっとじゃ全くズレないので、安心感があります。

人ぞれぞれ頭の形状や皮膚の体質が異なるので、何が最もよいのかは異なると思いますが、自分に合ったものが必ず見つかるはずです。ズレることを恐れてウィッグをつけているのとズレる心配をしなくてよいのとでは、精神的にだいぶ違ってきます。

私の使っている医療用ウィッグ
リネアストリアのREMY人毛マッシュショート

女性らしくてかわいらしい髪型はどの世代にも人気です。髪質もつむじもとても自然で、分け目も好きな位置に変えられます。他人にウィッグだとバレたくない人におススメです。

スヴェンソンの医療用ショートウィッグ

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クラシックなボブスタイルのウィッグなので、幅広い年齢層の人に使えます。人毛100%、スキン付きなのでとても自然です。カジュアルにもフォーマルにも使えるスタイルなので一つもっていると重宝します。

ウィッグ生活のヒント

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