ウィッグ生活でのメリットとデメリット(我慢していること)

ウィッグ生活のヒント

ウィッグを使い始める前は、不安なことも多かったですが、実際ウィッグ生活を始めてみるとそれほど苦労はありません。

私の場合、外出時(仕事や買い物など)は常にウィッグを使用しており、自宅ではウィッグを外すという生活を送っています。ウィッグ生活でのメリットとデメリットをあげてみました。

ウィッグ生活でのメリット

ウィッグ生活は不便なこともありますが、よいこともあります。「薄毛を気にせず外出できる」ことが一番のメリットですが、この他にも、

セットが短時間で済む

というのもウィッグならではのメリットです。ネットで髪を束ねなければいけない人の場合は、もう少し時間がかかると思いますが、私の場合はインナーキャップとウィッグ固定バンドをして、その上からウィッグをかぶるだけなので簡単です。ウィッグはショートなのでセットも大して時間がかからず、1~2分あれば装着できてしまいます。

※内巻きにカールしたり….ときちんとセットする場合にはもう少し時間がかかります(私はブラシアイロンで簡単に済ませますが)。

人毛ミックスのウィッグの場合は、形状を記憶しているので、洗ったあとでも干しておくだけで形状が維持されてお手入れいらずです。

ウィッグ生活でのデメリットや我慢していること

私がウィッグのために、できないことや我慢していることをざっとあげてみると以下のようになります。あくまでも私の場合であって、ウィッグをつけている人みんながこれらを我慢しているわけではないと思います。

  • 泊まりの旅行
  • プール・海などのマリンスポーツ
  • ジェットコースターなどの乗り物
  • エステやマッサージ
  • 岩盤浴やホットヨガなど汗をかくこと
  • 暑い日の外出

ウィッグ生活でできないことはこんな程度です。私はフルタイムで事務の仕事をやっていますが、仕事で困ったことはありません。日常生活全体でもほとんど問題になりません。

※子供の場合は学校でプールがあったり、修学旅行があったりと大人のように避けれないことがあります。子供のウィッグについては、ウィッグ購入店などに相談されるのがよいと思います。

宿泊を伴う旅行・温泉

ウィッグを使うようになって私が一番残念に感じているのが、宿泊が伴う旅行に行けなくなったことです(家族との旅行には行っています)。

ウィッグであることを知っているのはごくごく親しい友人のみなので、職場の同僚などは私がウィッグであることを知りません。そのような人と宿泊となるとどうしても躊躇してしまいます。温泉に入ったり、夜寝るときにウィッグのままというのはものすごく緊張すると思いますし、旅行中常に落ち着きません。だからと言って、カミングアウトはしたくないし…となると宿泊旅行は我慢せざるを得ません。

先日もテニスサークルで温泉旅行の話があったのですが、お断りしました。ウィッグのことを心配して温泉に入ったり、寝たりすることを考えると、初めから行かないほうが気楽です。

ちなみに、家族と温泉旅行に行くときは、ウィッグを外して温泉に入ります。浴室にあるトイレでウィッグを外して小袋にいれ、タオル生地でできているキャップ(100均のやつ)を頭にかぶります。これでウィッグを気にせず温泉に入れます。

ジェットコースターなどの乗り物

遊園地の絶叫系はものすごい速さなのでウィッグをつけたままだと吹き飛ばされる可能性があります。万一、途中でウィッグが外れてレールに引っかかるなどしたら大事故にもなりかねません。

私はウィッグ生活になってからは絶叫系マシーンは我慢して一度も乗っていませんが、遊園地によってはウィッグであることを申告することで対応してもらえることもあるようです。

Yahoo!知恵袋でウィッグの方がUSJの乗り物について質問したら、USJクルーの方からの回答があり、ウィッグ申告すれば対応していただけるとのことです。USJ素晴らしいですね。

◆質問:始めてUSJに行くのですが私は脱毛症のためウィッグを付けて生活しています。これは乗れない、乗らない方がいい、というアトラクションを教えてください。

◆回答:USJクルーです。ウィッグなどは、乗る前におっしゃっていただければクリップ対応など様々な方法がありますので、お客様にに合った対応をさせていただきます。待ち列に並ぶ前、エントランスにいるクルーに申告していただければスムーズに対応します! 宗教的に被り物をしている方や、カツラやウィッグを付けている方もいらっしゃいますし、全ての人に心置きなく楽しんでいただくのが私たちの仕事です! 心配せず楽しんでくださいね!(Yahoo!知恵袋より

海やプール

海やプールも大丈夫なウィッグもあるようですが、私のウィッグはそのような特殊なものではないので、マリンスポーツ系はダメです。もともとマリンスポーツはほとんどやらないので大きな問題ではなのですが、家族でグアムに行ったときにマリンスポーツができなくて残念な思いをしました(1度だけですが)。

マッサージやエステ

足マッサージなど身体の一部分だけなら問題ないのですが、全身マッサージだと頭もマッサージされるのでウィッグだと気まずいです。

以前、台湾旅行でエステを受けたときに、頭もマッサージされてしまったことがありますが、「頭はやらないで!」のジェスチャー&エステの人もすぐにウィッグだと気づいたので、頭のマッサージはすぐにストップしてくれました。

完全個室の場合は、ウィッグであることを施術者に説明して、ウィッグを外した状態でマッサージしてもらうという方法もあると思います。私の場合は、ウィッグを外してまで施術をしてほしいとは思わないので、ウィッグ生活になってからはエステやマッサージには行かないようにしています。

岩盤浴やホットヨガなど汗をかくこと

岩盤浴でデトックス!が流行ったときはものすごく行ってみたかったですが、ウィッグをかぶったまま大量の汗をかくのは嫌だったので行きませんでした。ウィッグを脱いでタオルをかぶって…という手段もあるかと思いますが、そこまでしてやりたいとは思わなかったので、いまだに岩盤浴は一度も経験がありません。

会社の同僚にホットヨガの体験に誘われて、ものすごく行きたいと思ったことがありますが、汗をたくさんかくときいたので断念しました。

強風はこわい!

私が使っているフルウィッグは頭にピッタリとフィットしているので、自転車に乗って風を受ける程度は大丈夫ですが、強風が吹くとずれないか心配になります。なので、ジェットコースターなど激しい風を受けるものは乗らないようにしています。ジェットコースターは好きだったのですが、ウィッグ生活になって以来、一度も乗っていません。

日常生活で強風を受ける機会が多いのは、地下鉄のホーム。ものすごい強風が下から吹いてくることがあるので、そのときは手でウィッグを抑えます。

10年以上ウィッグ生活をしていますが、困ることはこの程度です。ウィッグをつけることで、人目を気にせず外出できるようになったことのメリットを考えれば、デメリットは大したことありません。

私の使っている医療用ウィッグ
リネアストリアのREMY人毛マッシュショート

女性らしくてかわいらしい髪型はどの世代にも人気です。髪質もつむじもとても自然で、分け目も好きな位置に変えられます。他人にウィッグだとバレたくない人におススメです。

スヴェンソンの医療用ショートウィッグ

店舗で無料試着をしてから購入するので、失敗がありません。軽くてとても自然な医療用ウィッグを探している人におすすめです。

リネアストリアの天使のボブ人毛100%

クラシックなボブスタイルのウィッグなので、幅広い年齢層の人に使えます。人毛100%、スキン付きなのでとても自然です。カジュアルにもフォーマルにも使えるスタイルなので一つもっていると重宝します。

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