今はウィッグ生活となっていますが、ウィッグをつける前は何とか自分の髪の毛を増やしたいと強く望んでいました。そのため、100万円以上かけて育毛サロンに通ったり、高額な育毛剤やシャンプーを試したり、髪や地肌によいと言われることをたくさん試しました。
しかし、その甲斐なく、脱毛は進行していく一方で、結局改善しませんでした。それもそのはずで、私の脱毛の原因はとても珍しいケースで、現代の医学では根本的な治療法がないということが専門の病院でわかったのです。私は都内在住なので東京の大学病院で診断してもらいました。
もっと早くに知っていれば、育毛に何百万円もかけることなく済んだのに…とひどく後悔しました。薄毛や脱毛は他人になかなか相談できないこともあり、育毛サロンに行くと弱みにつけこまれて、不安を煽られ、施術代をどんどん払わされる…といった流れに見事はまってしまいました。
今この記事を読んでいる方には私のように無駄なお金や時間使ってほしくないので、育毛サロンや高額な育毛剤に手を出す前に病院に行くことを強くおすすめします。実際に私が通った病院についても紹介するので参考にしてください。
薄毛・脱毛は治療で治る時代
薄毛・脱毛の原因は人によってそれぞれです。近年は医療が発達しているので、病院にいって適切な治療を受ければ薄毛や脱毛は治る時代になってきています。
少しの薄毛であれば、市販の育毛剤を使ってみるのもよいと思いますが、抜け毛の量が多い場合には病院でしっかりと検査をしてもらうのが確実です。検査をして脱毛の原因がわかれば、それに合った治療法を受ければよいのです。
効果があるかどうかわからない高額な育毛剤にお金をかけるより、実績のある治療を受けたほうが経済的負担も少なく、結果にも満足する可能性が高いのです。専門の病院に行くことで、治療できる薄毛・脱毛なのか治療できないものなのかもはっきりします。
私の場合は有効な治療法がない脱毛だと分かったので、素直に受け入れて、育毛ではなく、ウィッグをつけることに考え方を変えました。
東京医科大学病院
私の脱毛は普通の薄毛とは違って、かなり広範囲に髪がない状態でした。2か所の病院で血液検査やホルモン検査などをしても診断がつかず原因不明のまま2年程過ごしていました。その後、3か所目の東京医科大学病院でようやく診断がつきました。
東京医科大学病院は非常に大きな病院ですが、完全予約制なので、ほとんど待たされることなくすぐに診察してもらえます。最初に診察してくれたのは若い女医さんでしたが、私の脱毛は特殊で難しかったようで、その後はベテランの男性医師が診察してくれました。
男性医師は私の脱毛状態や経緯などを聞いた上で、確定診断をするには、特殊な血液検査が必要とのことで、後日検査を受けることになりました。
大学病院の研究に役立てることへの同意書などにサインをして、血液検査をした結果、特殊な脱毛症であることが確定しました(稀な病気のため、個人が特定されると嫌なので正式な病名はここでは避けます)。
現代の医学では有効な治療法がないと知ったときはとてもショックでしたが、同時に原因がわかってほっとしたという気持ちもありました。この結果をもって、育毛剤などにお金をかけるのはやめて、ウィッグにお金をかけようと考えを変えました。
私の脱毛症は非常に特殊なケースで医者にもあまり知られていない脱毛症だったため、診断がつくまでに随分と時間とお金がかかりました。もし私のように薄毛や脱毛の原因がわからずに困っている人がいれば、東京医科大学病院の皮膚科を受診することをおすすめします。
東京医科大学病院に初めてかかる場合、紹介状がないと初診時に5,000円(税抜)かかります。病院なので保険は効きますが、特殊な血液検査などをしたこともあり、診察代と検査費用で合計2万円程度かかりました。
値段はちょっと高かったですが、診断が下ったのでよかったです。
大学病院で嫌だと感じたのが、5~6の医者(研修生?)に頭を見られたり、写真を撮られたりしたことです。もちろん事前に説明を受けて同意してのことですが、脱毛した頭を何人もの医者に触れたりするのは感じがよいものではありませんでした。私の脱毛の場合は、珍しかったということもあるとは思いますが、その辺の配慮は欠けていると感じました。
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