おしゃれ目的でウィッグを楽しむならウィッグをつけることに抵抗はないと思いますが、薄毛や抜け毛が原因でそれを隠すためにウィッグをつけるということには抵抗を持つ人も多いのではないでしょうか。私もその一人で、ウィッグを使い始めるまでは『ウィッグ(かつら)』という言葉にすらものすごい抵抗がありました。
しかし、ウィッグを使うようになってからは「もっと早くに使っていればよかった」と思うほどウィッグを気に入っています。最近のウィッグは、かつらと呼ばれていた頃のものよりずいぶんと品質が向上して、ウィッグをつけていても全然違和感なく過ごせます。
ウィッグを使おうか迷われている方の参考になればと思い、私のウィッグ経験を書きたいと思います。
ウィッグを使用するまで
私がウィッグの使用を考えはじめたのは、30代半ばの頃でした。30歳頃から急に髪の毛が薄くなり、育毛剤を使ったり、育毛クリニックに行ったり、できる限りのことはしたのですが、薄毛は進行する一方でした。
最初のころは髪を結んで分け目の薄さを隠したりしていたのですが、そのうち、頭頂部がかなり抜けてしまって、隠すことができなくなりました。そのため、外出時は常に帽子をかぶっていました。外ではなるべく帽子を脱ぎたくなかったので、外食なども極力しないようになり、休みの日はほとんど家に閉じこもっていました。同級会のお知らせがきて、行きたくても髪の毛のことが気になって、参加できませんでした。
初めてのウィッグ
家族からウィッグをつけるように勧められたのをきっかけに、ウィッグをつける決意をしました。アデランスなどのサロンに行こうと考えたのですが、どうしても抵抗があり、最初は通販でウィッグを購入しました。
通販のウィッグは不自然で、結局医療用ウィッグ専門のサロンにいって、初めてのウィッグを作りました。約30万円しましたが、思った以上の自然なものができたので、会社にもつけていき、ウィッグデビューをしました。
人目を気にせず外出ができるように
ウィッグをつけて一番変わったのは、外出する機会がものすごく増えたことです。それまでは、コンサートや旅行など行きたくても薄毛を見られるのが嫌で行けませんでした。
ウィッグをつけるようになってからは、コンサートにも抵抗なく行けて、コンサート仲間もできて毎日が充実しています。旅行ももともとは好きでしたが、ウィッグを使う前は写真を撮られるのが嫌で何年も旅行から遠ざかっていました。
大袈裟に思うかもしれませんが、ウィッグで人生が変わりました!
家族や親しい友人からもウィッグをつけ始めてから、性格が明るくなって、積極的になったと言われます。見た目がすべてだとは思いませんが、女性にとっては髪があることは重要なんだと実感しています。
▼最近はショートウィッグが楽で気に入っています
薄毛で外出するのを控えている人、ウィッグをつけるのに抵抗がある…などの人がいたら、一度ウィッグを試してみることをおすすめします。迷っている段階で、いきなり何十万円もする高級なウィッグを購入する必要はありません。安いウィッグでもよいので、つけてみることで気持ちに変化があらわれるかもしれません。それでウィッグを受け入れられるのならば、きちんとしたよいウィッグを作ればよいと思います。
私の経験が悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
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