ウィッグのオーダーメイドと既製品どっちを選ぶ?メリットやデメリットまとめ

ウィッグの選び方

ウィッグ(かつら)にはオーダーメイドと既製品があります。オーダーメイドは自分の頭の型をとって、頭のサイズに合わせて作るので、ずれにくく、自分の好きなスタイルに作ることができます。既製品はすでにできているウィッグでS・M・Lのサイズから自分の頭の大きさに合ったウィッグを選ぶスタイルです。

長時間つけるウィッグなら自分の頭にピッタリとフィットしてずれないオーダーメイドを作るに越したことはありませんが、オーダーメイドは値段が高いのです。私も最初はオーダーメイドのウィッグを作りたいと思っていましたが、既製品のウィッグを試着したら既製品でもかなり自然で違和感がなかったので、既製品ウィッグを使っています。

ここではオーダーメイドウィッグと既製品ウィッグのメリットやデメリットについて紹介します。

オーダーメイドウィッグ

ウィッグは何十万円もして高いというイメージがありますが、それはたいていオーダーメイドのウィッグのことです。私が初めてウィッグを作ろうと思って大手サロンに行ったときに、本格的なオーダーメイドのウィッグを勧められましたが、価格が80万円~でした。頭の型をとって一から作るうえ、カットや1年間メンテナンス無料などの充実したアフターサービス込みなので、この値段が一概に高いとは言えません。しかし、私には80万円も払う余裕がなかったので、そのときオーダーメイドウィッグは諦めて、既製品のウィッグを購入しました。既製品はオーダーメイドに比べると安いのですが、大手サロンだと既製品でも20万円以上しました。

その後も私はずっと既製品ウィッグを使っているので、一度もオーダーメイドウィッグは使ったことがありませんが、オーダーメイドウィッグを使っている人から話を聞いたことがあるので、それらの情報からわかる範囲でオーダーメイドについて説明したいと思います。

オーダーメイドウィッグはウィッグ専用のサロンに行き、まず頭の型を採寸します。毛質・毛量・ベース生地など細かい希望に沿って注文することができます。その後、工場(たいてい海外)でウィッグを作製して、サロンに戻ってきます。ウィッグができるまでに30日~60日間かかります。ウィッグが完成したら、サロンで好みのスタイルにヘアカットして完成です。

値段はピンキリで安いものだと15万円位~、高いものになると100万円以上もします。有名な大手サロンでオーダーメイドする場合は、50万円程度かかると考えておくとよいでしょう。

オーダーメイドウィッグの値段はウェブサイトなどでも公表していないことが多く、実際に店舗に行って見積もりを出してもらうのが一般的です。店舗に行くと、上手なセールスにのせられて判断がつかなくなり、予算を大幅に超える高額なウィッグを買わされることもあるので、家族など誰かと一緒に行くのがよいと思います。

既製品ウィッグ

既製品ウィッグはすでに出来上がったウィッグなので、自分の頭の型にピッタリというわけではありません。しかし、S・M・Lのサイズがあり、バンドでサイズ調整も可能なので既製品ウィッグでもそれほど違和感なく自分の頭にフィットします。とはいっても、頭のサイズや形は人ぞれぞれなので、既製品ウィッグがどうしても合わない人もいるそうです(サロンの人が言っていました)。

私の頭のサイズは大きくも小さくなく標準で、形も普通なので既製品でも十分です。頭の形状は人それぞれ異なるので、初めてのウィッグを作る場合はサロンに行くことをおすすめします。サロンでは既製品ウィッグの無料試着ができるので、そこでウィッグを着用してみれば自分が既製品でも大丈夫かどうか見極められると思います。ちなみに無料試着に行って買わなくても大丈夫です。私は複数のサロンで無料試着だけして買わなかった経験があります。

サロンに行ってその場で購入しないと、たいていは後日電話がかかってきます。そのときに買う意思がないことを伝えるとそれ以降のセールスは来なくなるので、買う気がなければきっぱり断ることが大切です。

オーダーウィッグだと出来上がるまでに1~2か月かかりますが、既製品ウィッグはその場で購入して持って帰ることができます。急いでいる場合は既製品という選択肢になります。

既製品ウィッグはサロンの他にも通販でも購入可能です。サロンの場合は、その場で美容師さんにカットしてもらえますが、通販の場合はカットがありません。カットしないと前髪が長かったりすることも多いので、ウィッグをつけた状態で美容師さんにカットしてもらうことをおすすめします。同じウィッグでもカット方法によって自然さが随分と異なってきます。

これは私が持っている既製品のミックスウィッグです。絹スキンという生地がついているので、生え際も自然ではウィッグとわかりません。

既製品でも、毛質(人毛か人工毛か)や皮膚素材などの品質にこだわれば、かなり自然なウィッグに仕上がります。

リネアストリアの医療用ウィッグ REMY人毛100%シルクトップ マッシュショート
「リネアストリア(Linea-Storia)」はファッションウィッグで人気のお店ですが、医療用ウィッグも多数扱っています...

オーダーメイドウィッグと既製品ウィッグのまとめ

オーダーメイドウィッグと既製品ウィッグのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

オーダーメイド 既製品
価格 高い 安い
ズレやすさ 採寸しているのでズレない 頭に合わないとズレやすい
出来上がり日数 30~60日かかる すぐ購入できる
スタイル自由度 色・毛量など好みにできる あるものから選ぶ

以前に比べると既製品のウィッグの種類は増えており、オーダーメイドに劣らないものもあります。絶対にズレたくない・自然なウィッグがほしい場合はオーダーメイドにしたほうがよいですが、予算に余裕がなければ、無理してオーダーメイドを作らなくれも既製品で十分だと思います。

私の使っている医療用ウィッグ
リネアストリアのREMY人毛マッシュショート

女性らしくてかわいらしい髪型はどの世代にも人気です。髪質もつむじもとても自然で、分け目も好きな位置に変えられます。他人にウィッグだとバレたくない人におススメです。

スヴェンソンの医療用ショートウィッグ

店舗で無料試着をしてから購入するので、失敗がありません。軽くてとても自然な医療用ウィッグを探している人におすすめです。

リネアストリアの天使のボブ人毛100%

クラシックなボブスタイルのウィッグなので、幅広い年齢層の人に使えます。人毛100%、スキン付きなのでとても自然です。カジュアルにもフォーマルにも使えるスタイルなので一つもっていると重宝します。

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